ランチルームより

食材に触れて

ベル・ナーサリー 栄養士 飯田 沙由里

新学期が始まって二ヶ月が経ちました。

午前中思い切り外遊びをして帰ってきた子どもたちは、食欲が進み、毎日残さずにランチを食べています。月組の子どもたちは、ランチを食べ終わると「ごちそうさまでした」のあいさつをするために集まってきます。私はこの時間を、とても楽しみにしています。なぜなら、あいさつの後に「おいしかったよ。」「お皿ピカピカにしたよ。」などかわいらしい笑顔で話しかけてくれるからです。私にとって、「ごちそうさまでした」「どういたしまして」の二言でも、子どもたちとコミュニケーションをとる、とても大切な時間です。子どもたちも、自分で食べたものはどんな人が作っているかを知る事で、安心して口にすることができると思います。

ランチの風景

先日のおやつは空豆でした。私は子どもたちが自分で皮をむき、食べられているかが気になりました。子どもたちの様子を見に、保育室へ入って行くと、保育士の先生が空豆についてお話しをしているのを、皆真剣な眼差しで聞いていました。空豆が配られると、器用に皮をむいて食べられる子、苦戦してなかなかむけない子がいます。上手にむけない子には、皮に穴をあけてあげると、つるんと中の豆を出すことができました。豆が顔を出すと、子どもたちは嬉しそうに「見て見て。」と目を輝かせて教えてくれました。大人にとっては単純な作業かもしれませんが、子どもたちにとっては、上手に皮をむくことができ、食べられたという達成感のある素敵な体験です。調理された料理をただ食べるのではなく、実際に自分で食材を見て、触れ、感じることで、脳は刺激を受け、成長していきます。

日常生活の中で、食事のマナーや食べ物を大切にするなどの食習慣が身につくよう、食環境を整えることはとても重要なことだと考えます。食環境を整えるのは大人の役目です。これから夏野菜の収穫の時期を迎えます。子どもたちがこの夏、多くの体験をし、素敵な笑顔が見られることを私は楽しみにしています。

ページ先頭に戻る

(2010.7.24掲載)

(バックナンバー一覧へ戻る)